2018年8月18日土曜日

完食

どのような生き物が食べたか知らないが、硬い葉っぱをよくぞここまで食べたものだ。よほど空腹だったのか、美味かったのか。これ確かカシワの葉だったと思うが、記憶があいまい。しかし堅果がなる樹木の上水の土手に生えた木の下の方で雑草やササと競争で生えている場所だった。73年前滋賀県へ疎開していた時に牛を初めて見た、牛の餌は稲わらと川の土手で刈って来た青草を与えているのを初めて見た。うす暗い牛舎の中でもぐもぐと朝から晩まで毎日食べていたが、これを美味いと食べているのか子供心で心配した。稲わらが主体で、どう見ても美味いとは思えなかったのだ。木の葉を完食した虫と推定される生き物も、どう見ても堅かった葉を只管食べたが美味かったのか。或いは虫どもに上手い不味いの感覚は無く、ただこれが成長或いは子孫をつなぐのに必要欠かせない食べ物として食べたのか。

戻り来たかつを息災藍が濃し      枯沼


6 件のコメント:

山爺 さんのコメント...

動物や昆虫にも、美味いという感覚はあるのでしょうか?
ボクと同じように生きるために、本能的に空腹を満たすだけかな。

さんのコメント...

山爺様

 多分、あるのでしょうね。

果樹園で見ると一番よく熟れているのはすぐ動物が食べたり、昆虫がついたりしますから。

ター さんのコメント...

終戦近い夏、軍馬用のまぐさ刈りを手伝わさたことがありましたよ。土手の草を刈り、干し草にしていました。草の種類は問われなかった記憶があります。虫は食べる葉っぱを選り好みしますね。

さんのコメント...

ター様

 川の土手に刈ったまま放置萎びさせて体積を減少させていましたが、あれは軍馬用だったのかな。
疎開先の近江の国は牛が動力源でしたから全て牛の餌と思っていましたが軍馬がいたのですね。

三四郎 さんのコメント...

今朝、歩いている途中で虫の声を聞きましたよ。あれはセミなどではなかった...はず。

さんのコメント...

三四郎 様

 そうですか、良かったですね。

キリギリスなどのバッタ類、コオロギ、腹の虫も鳴くようですから
どれだったのでしょうね。