夏が来た

シバの花、聡さん提供　https://matsue-hana.com/hana/siba.html　天気図を見たら大陸へ続く低気圧があった、もう梅雨前線の走りが出来たのだろう。私がいた頃は今頃台湾は梅雨に入っていた。日本の梅雨は基隆から始まると観光案内に書かれており、その当時の基隆の蒋介石総統の銅像は雨合羽を着ていた、唯一合羽を着た銅像と自慢していたし、確かに着ていた。その基隆に火力発電所が出来てから排出熱で気候が変わり基隆港に低気圧が出来なくなったと聞いた。妙な話だが地形的に見ると排出熱で気候変動はうなづけるが梅雨が無くなるのはうなづけない。しかし雨の基隆が少なくなった事は事実のようだった。梅雨の前線はベンガル湾の季節風と水蒸気とヒマラヤ山脈が関係しているから、台湾の人々は初めて出来た火力発電所の威力を自慢したかったのだろう。現在は梅雨が始まっていてもよいのだが、天気図でもそれらしくなっている。今度友人に聞いて見よう、これを読んでいたら返事を下さい。

禿にまで夏を知らせる朝日差し　　　枯沼