2022年2月2日水曜日

零下29.3℃

 

昨日の日本の最低気温、北海道の我が任地だったところで記録した、ここで最低気温を刻むのは珍しくない。北海道で最低気温を記録する「産地」の一つで陸別が零下29.2℃だった。この低温のお陰で技術者として自慢出来る製造法を確立し、最近見たのだが他社が私がデザインした容器をコピーしているのを見た。約40年まえ当時はオイルショックで国を挙げての省エネの時でもあった。零下29℃で製造するだけでもエネルギー効率が良いのだが誰もが思いつかない事を発見し完成させた。この技術でドクターを取りなさいと大先輩が電話を下さった。僕はそれより利益を上げる事に夢中で究極までやった。当時エネルギー費削減が国家的問題、この解決に極寒が応援してくれたのだ。重油を毎日タンクローリー1,2台買っていたのが週に3回程度になったのだから石油会社も驚き飛んで来た。製造時間が極端に短縮され深夜勤務が無くなり手当を当てにしていた若者から恨まれたし研究所長から相談しなかったとめちゃくちゃ怒られた。寒さ嫌いは今でもだが、誰も気づかなかった事を発見する一助になってくれた点は感謝しているが工場は農業団体の政策で原乳を供給して貰えず閉鎖された。

乾きたるトーストの香や春少し 枯沼

4 件のコメント:

ター さんのコメント...

カムカムエブリバディじゃないけど、「暗闇でしか見えぬものがある」の類で「極寒でしか見えぬものがあった」という訳ですね。さてそれは何でしょう?(笑)

さんのコメント...

ター様

私はテレビの連続ドラマと云うものを全く見ておりません、従って「暗闇でしか見えぬものが何か」が全く意味不明です。寒冷地では大気中の持ち込み水分が気温が下がるほど少ないです。これが濃縮度が35%から50%へ上がれば驚くほど乾燥効率が良くなります。この事でしょうかドラマを見ておりません類推になりましたが。

ター さんのコメント...

>沼さん 不可解なジョークを申し上げ、失礼しました。どうかお忘れ下さい。
ボクの方は沼さんに見えたものが解りました。有難うございました。

さんのコメント...

ター様

 追伸

 気温が下がれ、特に零下になれば空気中の水分が極端に少なくなり、この空気を取り入れて乾燥している仕事には天の配剤でした。水分zeroに近い空気ですから全て乾燥に使えるのですから。これを利用しエネルギー費を下げる事を考え、その途中で「大発見」をしたのです。根気よく校庭制御を考え実験して行けば誰かが気が付いたのでしょう。