僕と同じ年、子供の頃は新宿区というエリアで生活をしていた。彼の噺家としてすばらしさは衆目一致するところだから述べない。僕が好きだったのは枕の巧さ、あれだけで金が取れる落語家何てそうはいない。志ん生も晩年は何言ってるか分からなかった。小三治さんがローマ、トレビの泉で三脚を立て一人で記念写真を撮ろうとセットし立ち位置へ戻りカメラを見たらもう無かったと。こんな調子で身の回りのことを面白おかしく仕立てないのだが口ぶりが面白かったさすが人間国宝の話芸だと思った。最後は二三年前に暮の寄席、客は100%芝濱を当てにして来ているが、やるとの予告も無い、枕でも気乗りしないような話だったが、掛けてくれた。CDが出るだろうから買いたいと思っている。合掌
丑三つに草木を起こすちろろ虫 枯沼
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