2019年9月28日土曜日

珍しやカマキリの卵胞

もう刈り取られ再現出来ないだろう、カマリキリの卵の塊、但し今年全て成虫として胡散霧散してカマキリとして活躍中だろう。子供の時にはよく小さなカマキリが無数に出て来たのを見たことがある。蜘蛛の子を散らすという表現があるが、その一つ一つが大きい。
草むらや雑木林を探せば見つけられたもので、そんなに珍しいものでもなかった。東北地方では晩秋に産卵された塊がどれくらいの高さのところにあるかで、その冬の積雪が深いか浅いか知る事が出来ると聞いたが、どうも正確なものではないようだ。


 朝起きてひんやりさせた彼岸過ぎ     枯沼

2 件のコメント:

治 さんのコメント...

ふた昔以上前,家の生け垣にはクモの巣が多かった。
朝,郵便受けに新聞を取りに行ったら傍らのクモの巣に
直径7, 8mmの輪郭がぼんやりして球状星雲みたいな
黒い球が見えた。
なんで輪郭がぼんやり見えるのかなと寝惚け眼で
新聞を取って蓋を閉めたらその衝撃が伝わったのか,
その球がボアッと膨れ出した。
それは生まれたばかりらしい小さなクモの子の塊だった。
昔の人はこんな様子をしばしば見ていて「クモの子を散らす」
との言葉ができたのだと初めて実感した。
素晴らしい体験だった。

さんのコメント...

治さま

 蜘蛛の子が散る時、もう一度見たいです、大きな白紙の上において。