2018年9月2日日曜日

嫌だった九月一日

 校庭に並んで始業式、二百十日で稲に花が咲いて一番大切な時だとか、夏休みの怠け癖を早く抜けとか、まだ日差しがきつい校庭に並んでいるのが嫌だった。時々倒れる生徒がいてびっくりしたり、手を出して爪を切ってあるか検査があったり、何も教室で出来る事ではないかと思った。今でも一年生から六年生まで一緒に話を聞くのだろうか、一年生には立っている時間が長すぎるのではないかと思う、終戦直後で制度転換しても教科書が無く、旧仮名遣い、旧漢字だった一年生、食べ物すら満足になかったのだから立つているのが辛かったのは無理もない事だったのだろう。あの頃の事を思い出したら気分が悪くなって来た。支離滅裂ごめん。

雷一声堰切る雨に景色失せ     枯沼



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