2018年7月15日日曜日

虫の模様

 鞘翅目の甲虫の中には目の覚めるように美しい模様を鞘翅に描いているというか生まれついて纏っている。表面が丹塗り、つやのある漆塗り、金属光沢の地金の甲冑を纏っているよな奴、地味な地に皺や溝や筋があるもの等々、或いは近代美術の絵のような色彩を描いているものもあり昆虫を見て歩くと楽しい。最近ではデジカメを持ち歩き虫を採らなくても写真に撮ればよく、しかもメディアに書き込んでくれるから何枚も連写出来る。そのなかでも上の写真のような漆器の器を伏せたような美しいものがいる。カブトムシのチョコレート色の甲冑にしてもよく見ると精巧に出来ており、精密にスケッチすることは難しく私には至難の事である。どうして個々の虫は独特のデザインと色を選んだのか決定プロセスが知りたい。また日本の鎧、兜は金属の甲冑出なかったが、甲虫を見て真似して創ろうと思わなかったのはなぜかな。

カナブンや甲冑纏い敵は誰      枯沼



4 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

テントウムシやカナブンをとんと見かけなくなりました。今朝はセミの抜け殻を見つけましたけど。暑さでやる気が出ません。

さんのコメント...

三四郎 様

 セミの抜け殻、探すのですが鳴いていないので無理ですね。
テントウムシ、カナブンなどもやっと見つけました。

治 さんのコメント...

なぜ甲虫に倣って金属の甲冑を作らなかったか?
昔は農作物の収穫の後で戦をしたのではないか。
つまり冬の戦が多かったでしょう。
すると金属の鎧などは裏地をしっかり作らないと,
冷たくてかなわなかったでしょうね。
重さも増して身体の貧弱な日本人には
向かなかったのではないか。

さんのコメント...

治 様

 なるほど一理ありますね。
それと同一民族での戦いが殆どでしたから徹底して殺しあうことまで考えたのかどうか。