2018年4月4日水曜日

ノボケ


 玉川上水の縁に自生している植物はノボケ、タチツボスミレなど花盛り。僕が好きな植物はノボケ、これを初めて見たのは小学校の時に野外観察で学校裏の戸山が原にあった三角山。冬枯れの道路端や川の土手などにひょこっと冬枯れで緑が少ない場所に3月頃から咲いている。上水でも灌木が無い草原に見かけるが、木丈が低く遠慮しているような風情だが、しかし枝には棘がある。三角山は学校の二階くらいの高さで子供の遊び場になっていたから踏み付けられることもあり伸びていなかったのかもしれないが上水で見かけた二か所とも同じように地面に這いつくばっていた。あたかも自分が伸びるのを遠慮し周囲の植物に陽光が当たるように配慮しているようだ。植木のボケと異なる花の色が枯草混りの地面にマッチし存在を示している。

ノボケ咲く春は光の雑木道       枯沼



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