2013年9月28日土曜日

藁苞納豆

白波噛む六角堂

朝食に紙カップに入った小さな納豆が供された、本場の比較的大粒のしっかりした納豆を期待したが無理だった。その後バスでガイド嬢が納豆が出ましたね、藁納豆でなかったと言った。年寄りの一人があれは わらつと なっとう と云うのだと訂正した。現在の納豆は高圧釜で蒸された大豆に納豆菌を噴霧し容器ごと室で発酵させる。歴史的には茹でた大豆を稲わらに包んで稲わらに存在する枯草菌の一種バチルス ナットー が付着し自然発酵したもので時々雑菌が繁殖し食中毒を起こした。
全国的食品になり前述の製造方法に変わったし日保ちするようになった。
つと とは包むと云う意味があるそうで わらつと は漢字で 藁苞 と書く。

秋嵐磯松鳴らしアジア一(いち)  枯沼


4 件のコメント:

ター さんのコメント...

同じ会社のOBなら、その筋に詳しい人もいますねぇー。
観光名所よりも興味、関心の向く先が沼さんらしくて、面白いです。(笑)

治 さんのコメント...

広辞苑を見たら「苞」は「つと」だけど,
「藁苞」は「わらづと」とある。
どちらも意味は通じるが,
東北に縁はなくとも濁る方が読みやすい。
紙が貴重なころは小物の包装に藁苞を使ったらしく,
みやげもののことや,
はては賄賂の婉曲な表現だとも書いてある。
バチルスも桿菌のことだそうですね。
知らなかった。
六角堂は津波に流された後再建されたのかな。

さんのコメント...

ター 様

観光名所の寺院などの故事来歴を知らないものですから書きようがなくて(涙)

治 様

 帰りに常磐道を走り筑波山を見て貴兄の所へお邪魔させて頂く約束を思い出しました。苞は字の形からも包む意味が見て取れますね。
六角堂は津波にさらわれ今夏再建されました。

治 さんのコメント...

そう,その約束はまだ果たされていいません。
大兄は東奔西走と元気そうだが,
こちらは年々老化が進み,
だんだんと相手をできなくなりそうです。
お早いお越しを。