2013年5月28日火曜日

行々子

淀みの上に張り出した枝で鳴く
近少し大きな流れの葦原でギョギョギョとかケッケッケとか繰り返して啼いている、愛嬌のない鳥は東南アジアから渡って来たオオヨシキリという小鳥だ。大きな口を開けて啼くが口内は赤く見える。こいつは葦原にいるかと思うと河原や流れの草原に突き出た枯れ木や棒に止まって大声を出していることもある。夜でも啼いているのがいるし深夜夢見ているのかゲゲッと時々声を上げる。
啼いているのは縄張りを宣言しているようで見ていると伴侶が決まり子育てが始まるとゲゲとは鳴かなくなるが時々侵入者があるらしくゲゲッと激しく抗議の声を上げているようだ。
僕はこの鳥を見ているのが好きで先日は見ていて腕に日焼けし赤く灼けた。

ヨシキリや日照り気にせず争いて    枯沼

2 件のコメント:

ター さんのコメント...

鳴き声の良し悪しは別にして、季節感があっていいですね!
埋め立てられ工業地帯になって消えた、子供の頃の葭原を思い出します。

さんのコメント...

ター 様

 そうですよね、季節感がはっきりしています。あいつが鳴き出すと初夏だなと
 思わせます。