2013年3月4日月曜日

春眠

青空にヒバリがさえずり餅草が伸びかけツクシが生え出してきている、そのような光景はたいてい川の土手が多い。先日も期待し歩いてみたがエンジンカッターで徹底的に刈り取られ砂地の地面だった。街道を歩けば街路樹のニセアカシアが木が伸びすぎ付近の景観に適合しないという理由で引き抜いている最中だった。何十年生えていたのか知らないが立派な樹木にヒヨドリが群がり実を食べている、それを引き倒さなくてもいいのではないか。神田上水沿いでは開花したロウバイが冬枯れの灌木と共に無残に刈り込まれたりしている。百年以上伸びて危険だからと徹底的に刈り込まれたケヤキの大木は刈り込まなければ枯れたりしないから危険はなかったと樹木の専門家が診断していたそうだ。植物たちが春眠を前に冬眠している間に無くなってしまった、地べたがむき出しになり埃ぽくていけない。

パンジーや虫寄る自然破壊され   枯沼


2 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

私は千里丘陵という自然を破壊して作られた人工の町の住人ですが、ところどころに残された自然の一部がほとんどそのまま残されている所もあります。さしずめ、道路ひとつはさんだ向こう側の島熊山がそうでしょうか。竹林が一部にありますが、これは時々手入れをボランティアの人たちがしているようです。
この山は今は市に移管され、緑地として残されることが決まりましたが、それまでは府有地でした。当時すでに財政難で日本一ビンボーな大阪でしたから、維新の会が首長の椅子に座っていたら即刻民間ディベロッパーに宅地として売り飛ばしていたでしょう。幸いそのころは、怪しげな会は存在しなかったので万葉集に詠まれた山(の一部)は、昔のままの姿を横たえています。

さんのコメント...

三四郎 様

 万葉の時代から由緒ある地名の場所が残るとは近年珍しいですね。弥生だって地名は無くなりました。
 どうして役所はひばりヶ丘10丁目など連番で関連のない地名を付けるのが好きなのでしょうか。