2023年5月15日月曜日

野苺

ナワシロイチゴ写真は聡さん提供 https://matsue-hana.com/hana/nawasiroitigo.html 

子供の頃から最近まで今頃から梅雨明け近くまで雑草の生える種々の場所でお目に掛かったノイチゴだ。晴れた日が続くと舗装道路なんかなかった道の端などに生えていたナワシロイチゴという名称を知らず野イチゴと呼んでいた。甘いのは少なく甘酸っぱい完熟前の物を取って食べていたのだろう。なぜ舗装も無いと書いたかと言うと晴れた真夏が続くと細かい砂埃をかぶっているからで、水道の蛇口で洗いたい処だが水道があるところには生えていない。棘もあるしおいそれとは食べられなかった。生暖かい小さな粒を埃を払い口に入れた。一番の思い出は高校の時に河口湖駅から頂上まで徒歩で登山した道中に生えていた奴で火山灰の未舗装は微細な埃を十分被っていた。粒は大きく酸っぱかったと記憶しているが。

糠の香や鮮やかよろし茄子の紺   枯沼



 

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