台北でNHK9時のニュースを見ていたらニューヨーク貿易センタービルに旅客機が突っ込むニュースが飛び込んで来た。在留邦人の友人とその同僚と午後九時に飲みに行く約束をしアパートで時間調整していた時に飛び込んで来た光景で、そのニュースを見続けていたら友人たちの打ち合わせが終わったから、いつもの場所で落ち合わないかと未だ事件を知らないようだったので、今日は世界の重大事件が起きたようだから中止しようと出かけなかった。ニュースは事件を全く把握出来ておらず、たまたま飛び込んで来た画面にキャスターがどう言ったらよいのか狼狽している様子で次々と起こる事件を伝えるのが精いっぱい。外にいる二人のうち一人は僕の話を聞きホテルへ急いで帰りテレビを見た、ひとりは飲みに行った。この話は3人が後刻日本で会うと出て来る話題だ、それにしても20年しか経過していないのだ、もっと昔の話のような気がする。
遠くから熟れし柿なる鴉知り 枯沼
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