2021年5月3日月曜日

青梅

疎開していた部落の何処にあったのか知らないが子供たちが青梅を拾ったのか採って来たのか持って来て食べた。僕ら兄弟は疎開先の身寄りの老婆は青梅は絶対に食べてはいけないと言われていたので食べなかった。食べた子供の何人かは下痢などしたようだ。最もひどかった子供一人が確か落命した。食べ物がない時代で、まして近江の片田舎だ、おやつだと言いあって食べたのだと思う。青梅にはアミグダリンという青酸と糖が結びついた毒性のある成分が含まれているから、その影響だったのだろう。青梅に含まれていても成熟すれば消えるようで梅干しは大丈夫。

サギ不動魚を狙い一時も     枯沼
 

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