2019年8月3日土曜日

唐三彩


昨日暑さ無視し知人と唐三彩の展示会へ出かけた。131点すべて主催者所有で多種多様な展示物が見られファンとしてはたまらなかった。初期はデザインも幼稚だし釉薬も最高期に比較すると幼稚だが、このような土の人形に彩色すると美しくなることを発見し発展させ、馬、ラクダ、犬、鶏、唐や胡の人間まで精緻になって来て周囲の国に評判になり、その国で作られると釉薬は同じでもデザインが異なって来る。ペルシアに写ると同じデザインでも書き方が違う事が分かり、人間の感性が場所が異なれば違う事が理解できた。台湾にいた時、欲しくて乾して市場へ出かけたが本物らしいものは手が出ない。頬がぽっちゃりした唐の女性は傑作ですが眉目秀麗で精緻で痛んでいないのはなかなかみられない。

雷鳴に喇叭を隠す豆腐売り    枯沼


2 件のコメント:

治 さんのコメント...

高松塚古墳で素晴らしい壁画が出てきた。
残念なことに発掘後の扱いがわるくぼろぼろになった。
その後で笠間の美術館で唐三彩の展覧会があった。
そのなかの,女性をかたどった彩色陶器の人形が
高松塚の壁画とそっくりだった。
当時いかに唐文化に憧れていたかの証だ。
ご亭主ほどの素養はないが,
唐三彩の素晴らしさはわたくしにも分かった。

さんのコメント...

治 様

 唐時代は漢族が支配していた時代ですね、漢族の時代は現代は不明ですが
版図を広げるより文明の発展の時代だったですね。
世が安定していたからご指摘の特有のスタイルのふくよかな人が多かったと
僕は勝手な解釈してます、周辺国にまで影響を与えた良い時代だった。