2019年5月8日水曜日

神田の古書店街


 学生時代に良く出かけた神田の古書店街が街の文字が当てはまらないくらい無くなっていた。読書離れが影響していると書店の親父が話してくれた。神田と云えば専門書が手に入ると言われてましたが、今は各分野の趣味の古書を商う店しか残ってません、ご覧の通りの寂れ方ですよと。中国の古い本や絵画帖を目立つように並べたり、芝居や映画の台本や関係した書籍をまとめて紐でくくって並べてあった。趣味と言っても鳥の本は目に留まらなかった、昆虫図鑑や野鳥図鑑なんか元々種類が多くなかったから並んでいないのだろう。連休で閉めているらしい店も見受けられたし米国へ留学している台湾の留学生が短期間勉強に来たので案内したが、自動制御の日本の技術書は新刊を含めて余りなかった。彼も期待外れのようだった。

バック視る参賀の衛士(えじ)や汗流し        枯沼



2 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

一度だけ、神田の古書店街を彷徨ったことがあります。いつ、何をするための上京だったか忘れてしまいましたが。たしか、まだ仕事をなさっていた画伯とどこかのサテンで落ち合いました。明大の、まるで高層ホテルのような建物に、吃驚しました。

大阪では古書店ばかりが集まった場所はなかったように思います。私は専ら、難波の天牛書店を利用しておりましたが。

さんのコメント...

三四郎 様

 あの明大のビルには驚かされますね、ビルを建て校舎を移転させなかった先見の明が
あった。今郊外へ移転した学校はまた戻りつつあります。通学に不便と東京の大学と云っても
多摩の奥の方で毎日ハイキングに学生の人気が無くなったのが理由らしいです。