2019年4月28日日曜日

鯉幟


五月の節句の前に吹き流しと鯉幟をつけた旗竿が男子出生の家では掲げたようだった。以前は中央線にこの頃乗ると光る矢車と鯉幟が何本かは見られたがこの最近全く見られない、民家の形式が違ってきたし、風習も無くなって来た。民家は仕舞屋が無くなりマンションが増え旗竿を立てる場所が無いし、夫婦で勤める家庭が殆どで室内に五月人形を飾っているだろうけれど、鯉幟まで手が回らない。またしまっておく場所が無い。我が家は転勤族で鯉幟を立てる事は考えもしなかった。この季節になって全く見られなくなったのは寂しい。歴史的にどの時代が最盛期だったのだろうか江戸じょだいかな、江戸っ子は五月のこの吹き流しなんて言われがあるようだから。



鯉幟一つ見えず荻窪老いの街        枯沼




2 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

古い町並みには似合うでしょうが、今風の建物が並ぶところでは、却ってそぐわない感じもします。能勢電の妙見口を降りて、左折し暫く道なりに歩いていると右手に一軒、そういうお宅がありましたが、しばらくして降ろされていました。お子さんの成長と合わせて、そのようになさっているのだろうと思います。やがて、そのお子さんが親になり、男の子が生まれたら、また、揚がるだろうとは思います。

我が家の直近にそういうお宅が一軒だけあります。

さんのコメント...

三四郎様

 今朝、上水方面を歩いてきましたが一軒もありませんでした。
もう代々繋げる資力と個人がいないのでしょうね。
中央線の終点から先ならあるかもしれませんが。