2018年11月16日金曜日

海賊版

新聞に海賊版との見出しが何回か出た、僕は学生時代の海賊版の洋書を売りに来るおばちゃんを思い出した。言葉も顔つきも日本人離れした人で研究室に来て当時流行った核酸、アミノ酸など関連の生化学の最新学術書を悪びれずどうどうと売り歩いていた。1ドル360円の時代で先生の研究費や給料が安く、とても正規に輸入された書籍を入用なだけ買える状態でなく頼らざるを得なかった。僕は新聞の見出しを見て、えっまた外国文献の海賊版が出回り国際問題になったのかと思ったが、記事を読むとゲームソフトなど国産の物をコピーして海外で販売されている事のようだった。今思うとが海賊族版のおばちゃんは各研究室の先生方の垂涎の的の文献をどうして知りえたのか不思議だ。

雪虫の飛びはじめてや今朝は冷え     枯沼

2 件のコメント:

ター さんのコメント...

入社して間もなく、「Milk」という原書を高いお金を払って買いました。べらぼうに高かったです。今だに記念として本棚に残っています。

さんのコメント...

ター様

 研究所は丸善が入ってましたね、timetable を買いました(笑)