2018年3月1日木曜日

駅前

 野暮用で西荻窪駅周辺へ出かけた、ふと気づいた(遅いかもしれないが)のは風景が一変していることだ。そうして西荻特有の風景が無くなり写真を見てもバス停の案内が読めなければ、どこの駅か分からない。分からないというのは一見して類似してしまい特徴が無くなっている。中央線が複線高架になったからではないだろう、駅前に出ている店が殆どチェーン店で屋号や看板が同じなのだ。駅と云ったら駅前交番がありタクシー会社と大きな果物屋、和菓子屋、食堂、本屋があったが、それらは見当たらない。これは西荻に限らず私鉄沿線でもそうだ。駅前と云えばパチンコ屋が一番目立ったが音楽も店構えも余り目立たない、景色に溶け込ませている。目立つとしたら開店前の行列くらいかな。

咲いた咲いた梅桃櫻待は梨     枯沼
花見来て燗酒うれし寒さかな


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