今朝は散歩に出かけず頼まれた買い物に渋谷まで行った。たった今、冬のオリンピックから戻る途中といったカナダの国旗のついた大きなスーツケースを持った白人の若者は薄緑色の袖なしシャツ姿で太い筋肉質の鍛えられた両腕を出しガシッと改札口に立っていた、上着を忘れて来たのではなかろう東京の気温が高くて暑いといった風情で出入りする乗客が驚いて見ていた。もう一つは完全な忘れ物、それは帰りの電車に乗ったとたん、折り返しの客が下りたばかりで誰もいない荷物棚に小さな女性用ボストンバック、小さなウサギの人形が二個ぶら下がっていた。駅員がホームにいたので知らせると持って行った。発車したが持ち主は来なかった、忘れて渋谷で降りたか途中の駅で持ち忘れたのか、自分が忘れ物の名人だから他人の忘れ物が気になる、無事持ち主は来たのであろうかと。
鶯が椿に乗りて春散らし 枯沼
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