2014年9月16日火曜日

サトイモの葉


植物公園には野菜まで植えられており古来から芋と云えばこれサトイモもあった。実に久しぶりで朝つゆが銀色の玉になり光っていないか探した。どの葉も露など無く夏の厳しい環境を耐え抜きましたと云わんばかりに葉の表面に砂埃がたまっていた。昨夜豪雨が降ったはずだから露が無い筈が無いと探したら一枚だけ露を通り越して溜まっていた。子供のころ、七夕飾りの短冊に書く墨はサトイモの朝つゆを集めた水滴で磨って書くのだと聞いた事を思い出したが、この葉の汚れと水滴では風情がない。
子供っぽいが何十年ぶりで葉を持って水滴を転がして見たが、このような事が遊びだった頃は好かった。

名月に芋供えずば盆も泣く    枯沼


3 件のコメント:

ISI さんのコメント...

お芋の葉っぱに小風が吹いた コロリと朝露転げて落ちた (「風の子」サトウハチロー詞)

小学校の頃この歌を歌わせられるとき、いつもどこか納得できない気分に襲われました。北海道では、「芋」といえばジャガイモしか思い浮かばなかったのです。朝露がコロリ…う~ん!?

ター さんのコメント...

家内が友達から貰った里芋が大変美味しかったので、これを種芋にして庭で数株栽培中です。もうじき食べられます。風情より食い気の話で、スミマセン!(笑)

さんのコメント...

ISI さま

 サトイモの葉に乗った水滴を落とさずに走ったり揺すったりして何も遊び道具がなかった
疎開先滋賀県で経験した遊びでした。

ター さま

 土地にあって美味しい芋がとれるといいですね、蒸かした芋に塩をつけて食べた事を思い出します。