2014年8月30日土曜日

ハス

植物公園では種々のハスを鉢植えで展示している。夏も終盤だがまだハナが開花し早くに咲いたものはシャワーヘッドのような花床でタネが結実し最も早い株では茶褐色に枯れて小さくなっていた。ハスは蜂巣(はちす)が縮まったそうで三日開花し4日目に散るとか。早朝開花しポンと音がするなどとまことしやかに言われているが、そのような事はなかった。ハスは花もよいが根の部分であるレンコンが野菜としてよい。食感がよいし出汁により引き出される淡泊な味が美味。ハスで忘れていけないのが蓮の台(うてな)だろう、菩薩が座っている蓮の花の台座、極楽へ行けた人が座る はちすのうてな が宗教的に重要だ。僕は子供の頃にウテナクリームの広告を見てウテナが台とは気づかなかった。

アキアカネ蓮実に止まり台かな      枯沼

2 件のコメント:

ISI さんのコメント...

ご存知かとも思いますが、埼玉に”蓮田市”と謂う所があります。
文字通りハスの産地ですが、某大手企業の住宅製造工場があり、その見学、取材などのため何度か行ったことがあります。クルマで行かない時は、JRなど何かと待ち時間が多く、我知らず心中”男はつらいよ”口ずさんでいました。
「ドブに落ちても根のある奴は  いつかは蓮の花と咲く」
人生最終盤までちっとも花をつけた覚えもないのは、つまりは根のない奴なのでしょうね。

さんのコメント...

ISI さま

 エアープランツをご存知ですか、砂漠の植物で根があって使わない葉から水分を吸収生きています。兄を例えるならまさしくこの植物でしょう、花も根も関係なく生きて来られた。