2013年9月6日金曜日

憧れだったオニヤンマ

オニヤンマ
東山が丘陵で雑木の森があった子供の頃は翆の大きな目をしたオニヤンマを捕まえることが悲願であり追っかけの対象だった。一匹でよいから我が手で捕まえたかったが僕の背の何倍も上を悠然と黒と黄色の縞模様を輝かせて飛んでゆく、急に上昇し虫を捕らえる以外は殆んど同じ高さを飛び雑木が無くなる辺りで引き返して来る。やっと買って貰った虫取り網の柄に長い竹棒を継ぎ足しても幼い子供の細工だから上手く振り回せなかったし短かった。雑木の高い枝に止まっている早朝が捉える機会で一度低いところにいたので捉えたが大きな顎で噛まれ痛さにこらえられず放してしまった。長ずるに従い他の方法で捕まえられるようになったが上手く羽根を揃えて捕まえないと噛まれた、今でも大きなオニヤンマを見るとトンボの王様だと僕は思う。

アカネ帰て種交代す蜻蛉たち    枯沼

3 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

ニュートンの法則で捕獲する方法もガキの頃、流行っていました。小道具を使って。子供たちが自ら発明したのか、親からの伝来か・・・。もっとも、その頃から鈍くさい小生は、一匹も捕獲できなかったのですけど(笑)。

ター さんのコメント...

ボクも全く同じ経験者です。思い出のトンボといえばこれでしょう!

さんのコメント...

三四郎 様

 母から髪の毛を貰い両端に重りを結びつけトンボの前に投げると引っ掛かるやつですね。
オニヤンマのみならずギンヤンマ、キンヤンマを捕るのにも使いましたがオニヤンマ用の
仕掛けですね。

ター 様

  トンボの王様はオニヤンマの大型のやつですね。