2013年5月12日日曜日

鼠小僧次郎吉の墓



両国界隈の下町散策で回向院へ行ったら善光寺の出開帳だった、入場料と拝観料が必要で混雑を我々老人は心配し取り止めて寺院の裏側にある鼠小僧次郎吉の墓へ向かった。この墓は昔から博徒が削って肌身離さず持っていると職業方面にご利益があるという噂で削られて何回か墓石を作りなおしたとか。現在は墓の前に柔らかい石で簡単に削られるようにしてある。それを見れ驚いたのは専業の方が削るのかと思ったら修学旅行の中学生から妙齢を少し過ぎたおばさんまで削ってはポリ袋に入れている、まさか特殊職業の予備軍ではあるまいが時代が変わったもので、以前だと人目を忍んで削ったり欠いたりしたそうです。


次郎吉氏の墓

薫風や力士の幟はっけよい      枯沼


古池や六三四の塔が浮かびおり

4 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

数年前まではわが菩提寺の近くの寺院に幟がはためいておりました。力士の姿もちらほらしていたものです。が、いつのころからかパタッと姿が消えました。おっさんに尋ねると近くの衛星都市に引っ越したとか。理由は不明ですが。
わが市の旧市街エリアで見かけたこともありますが去年はどうだったかなぁ…。相撲そのものにあまり興味がないから…ということにしておきましょう、忘却の理由(笑)

これ、昨日のレスかぁ( ̄□ ̄;)!!

ター さんのコメント...

幟の方もいいけど、古池の方、イメージが湧きますねぇ。新旧取り合わせが面白い!

山爺 さんのコメント...

回向院は最近行ってません。
鼠小僧次郎吉の墓、削り用の石ができているとは知りませんでした。
寺院もイベント風なことをさせるところが多くなりましたねえ~。客寄せでしょうかなあ。

さんのコメント...

三四郎 様

 最近相撲部屋が増えて杉並の我が家付近にもお菓子の隙な親方の部屋がありますよ。

ター 様

 古池はカエル害なくてよかったです、全くの駄句でお恥ずかしいのですが全行程ご披露しました。

山爺 様

 回向院が明暦大火の十数万とも言われる犠牲者を回向するために建立されたとは知りませんでした。
 この界隈は住んでいて忙しさにかまけて歩きませんでしたので震災、戦災で歴史的な場所が消滅し記念碑 だけになっている現実に驚きました。鼠小僧さんの墓石は専業の方以外も削るとは驚きですね、甲子園の 砂みたいなものでしょうか。