2013年1月6日日曜日

ホームレス

子供のころはドイツ語のルンペンとか乞食と呼ばれ戦後は浮浪者と言われていたがいつの間にか英語でホームレスと呼ばれる人々が公園にもいて朝から大きな焼酎のプラスチック壜からコップに注いで飲んでいる数人、リヤカーに家財一式を積みその側で椅子に座りラジオを聴いている人、野鳥に詳しく鳥見に来た人に何処にウグイスが出ているとか教えており来た人から情報を仕入れ他人に伝えている鳥おじさんと呼ばれている人。あれだけの知識をどこから仕入れるのか半端な知識ではない、僕が公園の林をうろついていると名前を呼ぶ声がしてあそこにいますよと指さしてくれる。昨年まで僕が着ていた防寒着が紫外線で色落ちがして余りにも見すぼらしいので廃棄しようと思ったが彼が着ると云うのであげた。昨日会ったら着ていたが機能的には極めて暖かいのだが、色むらが酷いと彼もこぼしていた。昼間は僕より昔から鳥見をしているが何をして暮らしているのか今冬は暮らしにくいだろう。

メジロ来て蜜舐めるのか枇杷の花    枯沼


3 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

思わぬ経歴の持ち主が大阪の西成エリアにもおられるそうですよ。

あべちゃん さんのコメント...

確か森村誠一の推理小説に凄い学識のある路上生活者の話があったと思います。
最近私の出た学校の柔道部の後輩(女性)がホームレスに定職をと活動をしています。
NHKでも紹介されました。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2012-12-08&ch=31&eid=29503

さんのコメント...

三四郎 様

 僕が公園へ行き始めた時には鳥おじさんと呼ばれていました、何でホームレスをしているのか
 分かりませんが一芸に秀でた方です。

あべちゃん

 そうですか僕は本を読まないので知りませんでした、鳥以外のことで余り話した事がないのでわかり ませんが見識の持ち主です。