2012年12月2日日曜日

にしんそば

旅行直前、テレビで京都について放送していた、食べ物の話の中で京都の人が知っている魚は身欠きにしん、グジ、ハモ、サバ、棒鱈だと言っていたが勿論冗談だろう。錦市場へ行ってみたら身欠きにしんが並んでいた。3段階の値段があり大きな色つやがよく身が厚いものが値段が良かった。既に身欠きにしんを炊いたものも並んでいたがこれは学校給食や家のオカズでよく食べた。その頃は甘辛く煮付けて無かったが他に食べ物がない時代だから比較にならないが美味しかった、今だったら食べられない味付けだったろう。
京都でS師から昼に何を食べるかと聞かれニシンそばと答えたら元祖の店へ連れて行ってもらった。かけ蕎麦にニシンを炊いたのが半身一切れ乗ってるだけ、如何にも京都らしい先人の知恵で、その場にあった二種類の食べ物を組み合わせたのだろうかけ蕎麦の出汁と炊いたニシンの味付けがマッチしていない不思議な蕎麦。これはあくまでも僕の感想で先日食べた感想でもあるが、それぞれの味は独立して美味しいが混ぜて食べるものではない。

招き見え鰊蕎麦あり人並び  枯沼

3 件のコメント:

ISI さんのコメント...

今は知らず、子供のころニシンそばは、北海道ではあまりポピュラーではありませんでした。ニシンが乗っかっているのに京都由来だと聞いて、びっくりでした。

三四郎 さんのコメント...

あの店、二回目でした。でも、鰊そばを食べたのは初めてです。1200円、高ぁ!…と思いました。我が町の蕎麦やの天ざると同価。想像より不味くはなかったけれど(^^ゞ

さんのコメント...

ISI 様

 明太子も留萌出身で博多名士、京都人は他国の産物を上手く加工して食べさせる知恵がありましたねおせ ちの棒鱈などもそうですし外国の産物を上手に食べさせる中華料理みたいです。

三四郎 様

 同感です、それぞれの味は美味しいですが1200円は高ァ、それがブランドなんでしょうね。
 多分地元の方は行かないでしょうね、鳥見の多摩川付近の蕎麦屋の天ざるは1000円で豪勢です。