2012年10月14日日曜日

木の実の巧妙さ

先日の台風で公園の樹木から未熟な木の実がかなり落ちた、稲で云えば収穫寸前の被害というところだ。左上の一番大きいのが落葉松、中間の柄から剥がれかけているのがムクロジで右側の小さいのがサワラと推定している。拾ってきて部屋に放置していたら枯れてきて、それぞれ巧妙な仕掛けを発揮し始めた。落葉松はサッカーボールの六角形の模様のようなヒビが入ってきて既にはじけたサワラのような割れ方をするのだろう。サワラは割れて中から種子を気づかないうちに放出していた。ムクロジは青い未熟な実だからこのまま干からびると思っていたら実が付いているヘタの部分から剥がれてきた、まるでプールのシャワーヘッドのようなヘタで熟した木ではこの様にして剥がれて落下してくるのだろうか。落語の茶の湯に出てくるムクの皮はこれ、サポニンが多いから泡立ちやすいし、中の実は羽根つきの羽根を挿してある黒い玉がこれだ。
子孫を如何に多く増やすかを巧妙に仕組んだものだ、いつも自然を見ていると巧みさ、巧妙さに驚き感心する。

 どんぐりを踏みつけ滑る秋の坂   枯沼

4 件のコメント:

三四郎 さんのコメント...

僕はこのような見方、考え方をする沼さんに感心します。これ、ホント(^^ゞ

ター さんのコメント...

無患子の木を東京の木場公園で初めて見ました。
これも以前、沼さんに教えられていなければ興味も持たなかったでしょうね。
沼さんの興味の後を追っかけるだけでもいい勉強になっていますよ。

さんのコメント...

ハッハッハ、ただの興味本位です関心に値しません。

さんのコメント...

ター 様

 何も先輩にお教えすることはないし偶々でしょう、運動会との徒競走でターさん先頭僕はビリ
 みたいなものですよ。