終戦後までこの辺りは農家が多く、養蚕もかなり行われていたと今も近所の幼稚園のためにサツマイモ畑を維持している農家の方が教えてくれた。彼の母親は養蚕指導のために立川近辺から嫁いできたそうだ。注意すればその名残でクワの樹がそこここで見られる。農家だったと思われるお宅の敷地、玉川上水の縁の雑木に多く見られる。玉川上水は鳥が食べた排泄物から発芽したと思われる。玉川上水で野生のカイコが見られないか探して見たが遊歩道からは見つけられなかった。今日見つけたのは葉の裏側にカタツムリ、カメムシの幼虫かなのみ。クワの葉は蚕食?或いは他の幼虫が食べたのかかなり食われたものもあったが、風があるため糞は払い落とされたのか見つけられず。クワには赤い実がついており部分的に黒くなったものも見られた。毎日通えばカイコも見られるかもしれないがムクドリ、ヒヨドリが多いから難しいか、或いは柵を乗り越えて中側を見なければ無理か。この地帯は水不足で水田は殆どなかったから麦と養蚕が農家の糧だったろうから今頃は忙しかったろう。
紫陽花が名残を示す屋敷跡 枯沼
紫陽花が名残を示す屋敷跡 枯沼
2 件のコメント:
町名に桑の字が付くほどに養蚕が盛んだった当地では、今でも桑の木はあちらこちらで目にします。
農業用水路わきの土手に実生の木も生えます。洪水で運ばれて来たのか?鳥が落としていったのか?
非常に強い木だから切っても切っても育ってきます。
野生の蚕の話、参考になります。こちらでも探してみましょう。
ター様
野生化したカイコは貴重なようです。
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